世界各国の高速鉄道 「足湯新幹線」が注目集める

世界各国の高速鉄道 「足湯新幹線」が注目集める。

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発信時間:2017-10-05 10:43:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


日本

世界で最初に高速鉄道を建設した国

 

 日本は世界で初めて高速鉄道を実用化した国である。1964年10月1日、東海道新幹線が運営を開始し、世界の高速鉄道は実験段階から商用運営へと変わった。2011年3月6日、「はやぶさ」号が運行を開始し、新幹線の時速は300キロを超えた。その豪華な車内は飛行機のビジネスクラス並みである。

 

「足湯新幹線」が注目集める

 

 日本の温泉文化は有名だが、2014年、日本人は温泉を新幹線に取り入れた。乗客は新幹線の中で足湯に入りながら日本酒やワイン、新鮮な果物などを味わうことができる。これについてJRは、「鉄道は交通手段というだけでなく、観光客を楽しませることもできる」と説明した。

 

 この「足湯新幹線」は2014年7月19日に運行を開始。山形新幹線の特殊車両で、土日・祝日のみの運行となる。「足湯新幹線」には「足湯専用」車両が作られ、長さ2.4メートル・幅50センチの足湯が2つ設置された。制限時間は1人15分で8人が同時に入ることができ、1時間で32人が足湯を楽しめる。

 

 この「足湯新幹線」は東日本大震災の復興にも一役買った。山形新幹線の始発駅は福島駅、終着駅は新庄駅で、福島県と山形県の観光業は震災で大きなダメージを受けたが、「足湯新幹線」をという変わった体験は多くの観光客を引きつけた。

 

イギリス

セキュリティの甘い「ユーロスター」 多くの密航者が利用

 

 「ユーロスター」は1994年にできた。ロンドン、ブリュッセル、パリを結ぶ最も重要な高速鉄道であり、ロンドン・ブリュッセル間とロンドン・パリ間の輸送量の80%を担っている。2007年以前、ロンドン・パリ間の移動時間は2時間35分、ロンドン・ブリュッセル間は2時間20分だったが、海底トンネル鉄道の第2段階が2007年に完成し、ロンドン・パリ間とロンドン・ブリュッセル間はそれぞれ2時間15分と1時間51分に短縮された。しかし、欧州人と観光客にとって便利な「ユーロスター」はテロリストや密航者に利用され、セキュリティの抜け穴を通り欧州からイギリスに入国する人も多い。

 

 シェンゲン査証協定があるため、フランスとベルギーの国境は開放され、乗客は身分のチェックを受けずに通行できる。イギリスは加盟していないが、「ユーロスター」は乗客が多く、特にラッシュ時はベルギーからの乗客は身分のチェックを受けないため、直接ロンドンに行くことができる。

 

イタリア

世界一建設に時間がかかった高速鉄道 22年で完成

 

 1966年、イタリアは高速鉄道計画を打ち出した。1970年に最初の高速鉄道となるローマ・フィレンツェ間の鉄道が着工し、イタリアは世界で2番目に高速鉄道を建設する国になった。全長297キロ、最高時速300キロ。しかし、立ち退きや住民の反対があり、イタリア政府は高速鉄道沿線の住民への対応に追われた。高速鉄道建設は生体環境を破壊するなどと指摘された上に、政府の大規模な高速鉄道建設に対する考えも定まっておらず、この鉄道は1992年にようやく完成した。

 

 22年かけて完成したこの高速鉄道は1年あたりの建設距離数13.5キロで、世界一時間がかかった高速鉄道になった。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月5日


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