中国電子商取引研究センターのモニタリングデータによると、2017年上半期、中国のネット通販ユーザーは5億1600万人に達し、2016年上半期の4億8千万人から7.5%増えた。
中国のネット通販ユーザーは全国の人口の4割近くに達する計算となる。ネットで過剰な買い物をしてしまう「手切り族」たちのおかげで、中国の速達業務量はここ5年、平均50%にのぼる成長率を保持し、市場規模は2014年から安定して世界トップを保っている。
速達業務量の継続的な急成長を背景として、中国の速達サービスの到着時間の水準は安定した上昇の傾向を保持している。
国家郵政局市場監督管理司の馮力虎・司長によると、発送から到着までの時間は平均で58時間から60時間で、72時間での到着率は2012年の72.4%から2016年までに75.53%に高まっている。距離が1000キロメートル以下の速達便では、84.62%が48時間以内に到着している。これによって中国の速達サービスの満足度は5年連続で向上し、68.9ポイントから74.7ポイントに高まっている。
速達業の急速な発展は、速達業務収入を増加させ続けている。国家郵政局のウェブサイトが発表したデータによると、今年上半期の中国の速達業務量は173億2千万件に達し、前年同期から30.7%増加した。速達業務収入は2181億2千万元で、同比27.2%増となった。
国家郵政局の馬軍勝局長は、順豊や中通などの6社の企業が上場を成功させ、中国郵政集団公司の業務規模が世界の郵政企業のトップ3になったことは、中国のサービス業と世界の郵政業の発展にとっての奇跡であり、世界の郵政業の発展に再現可能な「中国モデル」を切り開き、普及可能な「中国プラン」を提供したと指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月14日