国家交雑水稲プロジェクト技術研究センターが15日に明かしたところによると、中国工程院の袁隆平院士のチームが選抜育種したスーパーハイブリッド米「湘両優900(超優千号)」が15日、河北省硅谷農科院超級交雑稲モデル基地で同省科学庁の検査に合格した。1ムーあたりの収穫量は1149.02キログラム、1ヘクタールあたり17.2トンになり、世界のイネ生産量の最新、最高記録を樹立した。
同モデル基地は河北省邯鄲市永年区に位置し、全国第6期スーパーハイブリッド米「百千万」多産モデルプロジェクト基地の1つである。同地域の霜が降らない期間は205日、積算温度は4371.4度に達し、年間降水量は594.4ミリ前後で、弱アルカリ性土壌に属する。
生産量測定専門家チームは華中農業大学、中国農業科学創業革新連盟、河北省農林科学院、河北省土壌肥料ステーション、河北工程大学、邯鄲市農牧局土壌肥料ステーションなどの機関の7人の専門家からなる。専門家チームは栽培面積102ムー(6.8ヘクタール)に達する「湘両優900」栽培地で生産量を測定。3カ所、計3.126ムーで人口収穫、機械脱穀、収穫を行い、生産量はそれぞれ1181.00キロ、1129.68キロ、1136.38キロ、平均1149.02キロになると判断した。
国家交雑水稲プロジェクト技術研究センターの宋春芳研究員によると、この品種はどの生育期の数値も良好で、10月5日の測定では栽培面積19.5万ムー、成長率78.6%、1本あたりの数304粒、稔実率90%、1000粒の重さ25.5グラム、1本あたりの数273.6粒で、1ムーあたりの予想生産量は1357.4キロだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月16日