「国産使用」を主張するトランプ氏 セキュリティ機関は外国産を使用

「国産使用」を主張するトランプ氏 セキュリティ機関は外国産を使用。

タグ:トランプ 米国産

発信時間:2017-11-28 13:38:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 トランプ氏は大統領就任以降、「米国商品の購入」を強調し、連邦政府が使用する商品はすべて米国産であるべきだと常に述べている。しかし、トランプ氏の主張と異なり、米セキュリティ機関の制服の多くが米国産ではなくメキシコ産である。


 『ニューヨーク・タイムズ』は、米セキュリティ機関の制服の多くが他国の製造で、メキシコ産が多くを占めていると伝えた。国土安全保障省、運輸安全委員会の職員、米国の税関、環境保護庁の職員の制服も多くがエルサルバドル、ホンジュラス、メキシコ、カンボジアなどの外国産である。国土安全保障省の職員は、米国で大部分の物品を調達すれば、コストは50~150%増加すると話す。


 実は、米国政府は法令で、軍およびその他の国家セキュリティ機関は米国の商品を極力調達すると規定している。これは修正案の中の基本規定で、国内の紡績業の支援を目的としている。数十年にわたり、アパレル・紡績メーカーは中米とアジアの人件コストが安いことを理由に、海外に移転している。


 トランプ氏が「身内」から否定されたのはこれが初めてではない。米メディアは以前、トランプ大統領は米国人の「米国商品」購入を奨励するが、見た目より困難を極めていると伝えた。


 AP通信によると、トランプ氏が法律のサインに使用する金のペンはロードアイランドで組み立てられたものだが、ペンの彫刻と塗装は中国で行われた。また、トランプ氏が米国の工業の実力を主張する際に挙げるボーイングも、30%が外国で製造されている。今週、米国製を展示するためにホワイトハウスに消防車が停められたが、パーツの10%が外国のものである。


 記事は、21世紀のグローバル経済において、完全に米国で製造できるものはないとした。米国のメーカーは世界のサプライチェーンに依存し、多くの人が外国の商品を購入している。その理由は単純で、安いからである。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月27日

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