英メディアによると、世界の自動車メーカーが中国で試験的にネット販売をしたり、有名ブロガーに宣伝させたり、自動車の“自動販売機”を作ったりしている。そこには成長市場でネット販売の最大化を図るという意図がある。
英紙「フィナンシャルタイムズ」ウェブサイトは12月3日、コンサルティング会社のフロスト&サリバンのデータを引用しながら、「2016年、中国のインターネット自動車取引数は100万件で、取引金額は1007億元に上った」と報じた。昨年に中国でネットを通じて購入された自動車の数は、スペインにおける全ての自動車購入数を上回る。
マッキンゼー・アンド・カンパニーのシニアパートナーである高旭氏は、「中国は疑いなく世界最大の自動車ネット販売市場だ。そこには高級車も含まれる」と述べる。
2012年から2016年にかけて、中国の自動車ネット販売取引量は年間65.5%増で成長している。一方、自動車市場全体の成長率は13.7%である。
ネット販売はメーカーがネット上で消費者と取引する場だ。消費者はネットを通じて決済したり、ウェブサイトで資金を調達したりする。その中には依然としてディーラーが関与しており、大部分の消費者はディーラーから納車される。
マッキンゼー社によると、自動車ネット販売は2016年に自動車販売全体の5%を占めた。2014年にはわずか1%だった。