米フォーブス誌は22日、「『捉妖記2』と『西遊記女児国』、中国映画興行収入の週ベース記録を更新」と題した記事を掲載した。要約は下記の通り。
新作映画『捉妖記2』、『唐人街探案2』、『西遊記女児国』、『紅海行動』の上映により、中国の先週の映画興行収入は9億ドルを突破した。この1週間の成績は、すべての市場にとって記録的だ。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2015年の公開時、国内で約4億9500万元しか記録できなかった。
『捉妖記2』は中国の1日の興行収入記録を樹立し、16日に8600万ドルに達した。『唐人街探案2』は同日、約5900万ドルの興行収入を記録した。
これほど巨額の興行収入を叩き出してはいるが、一部の作品に人気が集中しているわけではなく、4作がそれぞれ成功を収めている。『捉妖記2』の興行収入は22日現在で17億2100万元、『唐人街探案2』は20億800万元、『西遊記女児国』は6億元、『紅海行動』は13億6200万元。
中国映画市場に国内のブランドと知的財産権などのコンテンツが十分に備われば、ハリウッドのコンテンツはそれほど必要なくなる。中国は予想よりも早く、この時代の節目を迎えようとしている。また上述した4作の製作費はそれほど高額ではなく、海外市場に迎合し、海外で高い興行収入を叩き出す必要はなくなっている。春節期間中、人気の4作を同時公開したとしても、それに対応できる十分な数の映画館があり、足を運ぶ観客もいる。
4作だけで中国で1週間内に8億9400万ドルの興行収入を記録した。今年は中国が米国を抜き、興行収入が世界最大の市場になる一年になるかもしれない。中国がこの大きな成功を手にするため、ハリウッドの大作映画の協力は必要ないようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月24日