大型ドキュメンタリー『厲害了、我的国(すごい、我が国)』が3月2日、全国の映画館で公開された。同作には国産大型旅客機C919などの「大国の重機」が数多く登場し、中国の実力を示している。
2018年は国産大型旅客機C919が耐空証明を取得する上で重要な年であり、閻良と東営で耐空証明の試験飛行を実施する。 C919はまだ正式に商用化されていないが、815機の注文が入っている。
2017年9月に発表された『中国商飛公司2017―2036年民用機市場預測年報』は、今後20年の世界の各座席数のジェット旅客機の交付数は4万3013機に、価値は約5兆7877億ドルに達し、同機は引退機の代わりとして導入され、航空機チームの発展を支えると予想。2035年までに中国の航空機チームは8684機に達し、世界に占める比率は19%前後に拡大する見通し。
国内を見ても世界を見ても、航空機の需要は高まっており、航空産業は世界の重大産業の1つになると見られる。
C919は中国が初めて国際標準に基づき開発した、自主的知的財産権を有する大型旅客機である。同機の開発は中国が世界の「大型機クラブ」に仲間入りし、大型機製造分野をボーイングとエアバスの2大手が占める状況への挑戦を意味する。
プロジェクト計画によると、6機のC919が試験飛行を実施する。C919の国産化率は60%近くになり、プロジェクト始動時に設定した10%の基準を大幅に上回った。同機は米国製のLEAP-1Cエンジンを使用するが、西側は対中輸出禁止策をとっており、西側が製造するエンジンは軍事用途に使用できない。
そのため、中国の民間機産業の発展の面から見ても軍事も面から見ても、国産エンジンの開発が必然となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月6日