イギリスのインディペンデント紙は3月5日、実験室で培養された肉が年内にレストランで提供される可能性があると伝えた。人工食肉は「クリーンミート」とも呼ばれ、科学者が生きた家畜から幹細胞を採取し、実験室で数週間かけて培養したものである。
環境保護活動家は、この技術は有害な温室効果ガスの排出を96%削減することが研究で証明されており、世界温暖化を鈍化させるカギになる可能性があるとの見解を示す。人工食肉を生産するJUSTのジョッシュ・テトリックCEOは、「数カ月以内に最初の製品を消費者に提供できる」と話す。しかし、認知度と伝統の農場で生産された食肉が支持され続ける現状は、人工食肉産業にとって越えなければいけない障害である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月6日