ロイター通信は3月4日、高鑫零售が目覚ましい業績を上げたのは、アリババのニューリテール戦略によるビジネスチェーンの全面的改造のおかげだと論じた。
ロイター通信は、ビッグデータや技術をはじめとするニューリテール改造は高鑫零售に発展の道を築いているとの見解を示した。
記事は高鑫零售が香港証券取引所に公表した声明を引用し、「アリババの戦略投資後、ビッグデータは消費者の商品の選択の幅を広げ、効率を高め、商品の種類を合理化している」と論じた。財務報告を見ると、高鑫零售の2017年の売上高は1023億2000万元に増え、利益は14.9%増加した。
ロイター通信は、新しいニューリテール時代に入り、オンライン・オフラインのデータ統合は避けられないとした。アリババのビッグデータは高鑫零售傘下の大潤発の店舗周辺の消費者が選ぶ商品をもとに、天猫のサプライチェーンを通して供給に関する問題を解決できる。店舗周辺3キロ範囲の消費者は1時間以内での配達サービスも受けることができる。
「天猫がもとで、このような方式のリテールを知った。速くて実行力があり、顧客も面白い体験ができる」と大潤発上楊浦店の店長は話す。
フォーブス誌は以前、コンサルタントのエゴンゼンダーの調査報告をもとに、アリババは「能力と動力があり、伝統の実店舗での買い物を再定義した」と論じた。また、このような持続的かつ深いニューリテール改造は会員システムの統合、在庫合理化、決済などの多方面に変化をもたらし、高鑫零售のトップクラスの「デジタル」食品小売業者になるという目標の実現を後押しすると分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月9日