北京市は21日に「北京市青空防衛戦2018年行動計画」を印刷・配布し、施行した。同計画の要求によると、北京市は今年もPM2.5(微小粒子状物質)の年平均濃度の引き下げに取り組まなければならない。うち東城区、西城区、朝陽区の平均濃度は58μg/m3以下とする。同計画は、年末までに各区のPM2.5の年平均濃度を引き下げ続けるとした。また各区の窒素酸化物と揮発性有機物の排出量を前年同期比で3%以上引き下げるとした。
同計画は、高排出車の取締を重点任務とし、低排出エリアを六環内から全市に拡大し、「国Ⅲ」大型ディーゼル車の淘汰を加速するとした。基準超過の大型ディーゼル車の法に基づく閉ループ管理を改善し、基準超過の車両を厳しく取り締まる。高排出非道路移動機械の使用禁止規定を厳格に実行する。「公安部門が処罰、環境保護部門が検査・測定」という法執行モデルを全面的に履行し、通年で大型ディーゼル車延べ130万台の路上検査を実施する。
重点時間帯及び市内重点道路に焦点を絞り、人工路上検査及び夜間法執行を実施する。公安・交通管理、環境保護の部門が通年で、大型ディーゼル車延べ20万台の路上検査を実施する。各区は管轄区内の物流団地、貨物密集地、観光地などの大型ディーゼル車集中使用エリアに焦点を絞り、自動車排出ガスの法執行・検査を展開する。基準超過の外部からの車両については、北京市内に入る許可を与えない。基準超過の北京市の車両については、路上運転を厳しく処罰する。4月末までに北京市は大型ディーゼル車監督管理データ情報の相互接続メカニズムを構築する。