日本メディアによると、世界気象機関は22日、2017年は地球温暖化により世界各地で気象災害が多発し、経済損失額は過去最悪の3200億ドルに達したと発表した。
世界気象機関によると、2017年の世界の平均気温は産業革命前より1.1度上昇した。2015年から3年連続の高温となる。これは海面上昇、海氷面積の減少、海水の酸化につながり、ハリケーンや洪水などの気象災害を発生させる。
2017年、米国とカリブ海沿岸国が大型ハリケーンに遭い、深刻な損失をこうむった。カリブ海の島国ドミニカ国の損失額は国内総生産の224%に相当する約13億ドルに上った。大型ハリケーン「ハービー」、「イルマ」、「マリア」は米国に重大な損失をもたらし、その額は2650億ドルになるとみられる。
世界気象機関は、2016年の気象災害により2350万人が住む場所を失い、欧州などの寒波、オーストラリアとアルゼンチンの熱波など異常気象による損失が続いていると強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月23日