中国デジタル読書市場の規模が152億元に 需給ともに増加

中国デジタル読書市場の規模が152億元に 需給ともに増加。

タグ:デジタル読書市場

発信時間:2018-04-22 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 中国のデジタル読書市場の規模が近年、安定して増加している。その背後には需給両サイドの同時増加がある。中国のデジタル読書のユーザー年齢は分散されており、1人あたり平均読書数は大幅に増加している。読書サービスの公共化、内容と質の向上、普及ルートの多様化、著作権面の重視に伴い、デジタル読書業界は成長し続けると見られる。


 インターネット時代に入り、デジタル読書が流行している。携帯電話、電子書籍リーダーの普及により、書籍がデジタル化され、どこでも読めるようになった。


 2018中国デジタル読書大会で中国音像・デジタル出版協会が発表した『2017年度デジタル読書白書』によると、2017年の中国のデジタル読書市場の規模は152億元に達し、前年比26.7%増加した。業界関係者は、中国のデジタル読書市場の規模は近年安定して増加しており、その背後には需給両サイド、ユーザー数、1人あたり平均読書数などの同時増加があると見ている。


 白書によると、ここ3年、中国のデジタル読書の作者数は前年比で大幅に増加し、伸び率も上昇している。2017年のデジタル読書作者は784万人で前年比30.2%増。16年と15年の前年比伸び率はそれぞれ25.4%と23.5%だった。


 需要サイドを見ると、2017年の中国のデジタル読書ユーザーは3億7800万人で前年比13.37%増。うち中高年は27.3%を占め、8.8%上昇。高齢者は1.2%で、0.5%上昇。中国のデジタル読書ユーザーの年齢は分散されており、全ての年齢層で利用されているとわかる。また、2017年の1人あたり平均読書数も大幅に増加した。うち、電子書籍は10.1冊、紙版書籍は7.5冊。


 市場別に見ると、2017年は知識取得分野が人気で、音声付きの知識有料サービスが勢いよく発展し業界の成長点となり、従来の音声類の番組、音の出る本とともにトーキングブック市場の発展を後押ししている。2017年のトーキングブック市場の規模は40億6000万元、前年比39.7%増加した。うち、音声付きの総合知識有料サービスの収入は約10億元で、市場発展に貢献した。


 中国音像・デジタル出版協会の孫寿山理事長は、「新時代において、デジタルコンテンツの生産者は正確な価値観を把握し、デジタル読書企業は産業の良性の発展を積極的に推進し、デジタル読書業界はイノベーション力を高める必要がある。読書サービスの公共化、内容・質の向上、普及ルートの多様化、著作権面の重視、価値評価の体系化に伴い、デジタル読書業界は発展し続け、新時代に入るだろう」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月22日


 

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