米サイト「North Central Pennsylvania」は5月26日、「世界に目を向ける スキー用品のGILSONが中国の冬季五輪に進出か」という見出しの記事を掲載した。記事によると、2022年の北京冬季オリンピックを迎えるため、中国はウィンタースポーツ市場を1450億ドル規模の巨大市場に拡張しようと尽力しており、米国のウィンタースポーツ用品メーカーも便乗を模索している。某スポーツ用品メーカーのニック・ジルソンCEOは、今秋から中国に商品を輸出したいと考えている。ペンシルベニア州の貿易機関のアドバイスのもと、ジルソン氏は商品供給、協力パートナー、小売などについて交渉するために中国を訪問し、在中国米国大使館も中国のECや知的財産権などに関する情報を提供した。
ジルソン氏は中国がウィンタースポーツの普及を重視し、北京冬季五輪前にウィンタースポーツ人口を3億人に増やす方針であることを知った。彼は、「これは今後5年、全世界のウィンタースポーツ発展の90%以上が中国によってもたらされることを意味する。中国市場進出に伴い、中国の協力パートナーと良好な関係の構築の重要性を認識した。中国でのビジネスチャンスと潜在的パートナー関係に対する理解を深めている」と述べた。
発展を推進するうえで、中国は年間100カ所近くのウィンタースポーツ施設を増設している。2022年北京冬季五輪開催地の崇礼だけでも5カ所建設され、施設は12カ所に増加する。ジルソン氏は、「中国政府はウィンタースポーツに大々的に投資しており、中国のこのような発展に参与できるのは光栄」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月3日