米国メディアによると、日産自動車はマイルドハイブリッドとプラグイン式ハイブリッドに力を入れ、2025年までに欧州での電気自動車販売台数を全体の35%にする目標を掲げた。
電気化計画の一部として、日産はハイブリッドカーのシリーズを発表し、純電気モデルのリーフとSUV IMx Kuroコンセプトとともに電気自動車の陣容を固める方針。同社は具体的モデルと日程について明かしていないが、同社の先行製品品質計画シニアマネージャーのワーウィック・ダリー氏は戦略発表前に、「ルノー・日産・三菱アライアンスは、ハイブリッド事業にグループ内部で利用できる最高の技術を評価している」と明かした。
アライアンスメンバーの三菱はハイブリッドの研究開発に比較的強く、日産とルノーは8年以上の電気自動車生産・販売経験を持つ。
ダリー氏は、「複雑すぎない」日産の陣容は考慮の1つで、ハイブリッドとプラグイン式ハイブリッドの開発に伴い、日産の動力は多様化し、従来のガソリン、軽油、電気から5種類に増えたと話した。ダリー氏は、2025年に日産の欧州販売台数の35%が電気モデルになると予想する。同社は2020年までにプラグイン式ハイブリッドモデルの比率を20%にする計画。
「トップの地位を維持したい」と述べるダリー氏は、2025年からマイルドハイブリッドカーは時代遅れになり、同社も電気化計画を調整することになると見ている。ダリー氏は、「リーフ、SUV電気モデル、キャシュカイ、ジュークはブランドの主力になり、リーフは重要な役割を果たすだろう。新型リーフは欧州で2万件の注文があり、販売率は旧モデルより40%高い。また、同社はSUV電気モデルにも自信を持っており、好調な販売状況が続き、欧州でクロスオーバーSUVのトップブランドの地位を維持したい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月6日