クブチ砂漠の七星湖砂漠生態観光エリア。
中国の「緑の奇跡」だーパキスタンのニュースサイト「ARY」はこのほど、内蒙古自治区クブチ砂漠の砂漠化防止の成績を称賛した。同記事は、中国企業と現地の市民と政府が1988年より、砂漠化防止活動の協力を開始したと伝えた。30年後、クブチ砂漠の3分の1が緑化され、第二次産業が雨後の筍のように登場した。記事はさらに国連環境計画のデータを引用し、「クブチ生態修復プロジェクト」が50年間で約18億ドルの価値を創出したと伝えた。
クブチ砂漠は内蒙古自治区オルドス高原北部、黄河の「几字弯」の南岸に位置する。南アフリカのニュースサイトは、クブチ砂漠の砂漠化対策について「中国7位のクブチ砂漠は、その過酷な環境と現地人の貧困状況により、死の海と呼ばれた」と描写した。
今やここの景色は大きく異なる。「死の海」から「希望の地」に変わり、クブチ砂漠は「砂漠により人が後退」から「緑が進み砂漠が後退」という歴史的な転換を実現した。ナショナル・ジオグラフィックの写真家、George Steinmetz氏は2016−17年にクブチ砂漠を2回訪れ、心の底から「砂漠は過酷な環境、乏しい資源、貧しい人々を意味することが多いが、中国のクブチ砂漠は異なる。ここはグリーンな、希望のある砂漠だ」と感嘆した。この写真家のカメラを通じ、グリーンなクブチが海外のSNSに登場すると、多くの海外ネットユーザーがフォロワーになった。
米タイム誌もクブチ砂漠に生じている大きな変化に気づいている。「人々は流砂を固定し砂丘による畑と村への侵食を防ぐ特殊な植物を植えている。失われた牛と羊の群れが再び姿を現し、第二次産業が急成長し、観光客が殺到している」
「クブチモデル」は中国の砂漠防止の名刺になり、国際社会で広く好評を博し評価されている。ギリシャのアントニス・サマラス前首相は、クブチモデルの系統的なデザインは非常に独特であり、成果と効果が著しいと述べた。国連環境計画は、クブチ砂漠を「世界に緑をまく生態革新の先鋒」と称賛した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月26日