果物農家がネット有名人に 農村の魅力を発信

果物農家がネット有名人に 農村の魅力を発信。

タグ:ネット有名人 農村

発信時間:2018-09-10 16:20:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 9日付香港紙『南華早報』は「農家からネット有名人になった中国人女性」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。


 甘有勤さん(37歳、音訳)はその農村暮らしの動画により、広西チワン族自治区霊山県で最も有名な人になった。果物農家の彼女は毎日ネット上で現地の農産品の情報を発表し、調理中と農作業中の光景を紹介している。「果物農家は以前、夜のうちに農産品を数十キロ離れた町の市場に運ぶ必要があった。卸売業者からつけられた値段を受け入れるしかなかった。今やネットサービスを利用し、より高い値段でより便利に農産品を売れるようになった」


 交通インフラが立ち遅れているため、霊山の発展も遅れている。ライチ、リュウガン、マンゴーなどの高品質果物の産地だが、現地の農家は稼ぎが良くない。しかしネットサービスにより、昨秋の豊作は村民に大きな富をもたらした。


 ネット有名人になるまで、甘さんは農作業、料理、家族の世話という単純な生活を送っていた。多くの若者が都市部に出稼ぎに出ると甘さんの心も動いたが、息子を「留守児童」にしたくなかった。北京の娯楽企業で働いたことのあるおいは、ネットで都市部の消費者に故郷の農産品をPRすることを提案した。当初は甘さんが調理する動画を作っていたが、その後は農村暮らしの各方面まで手を伸ばした。半年もしないうちに、彼女は100万人のフォロワーを集めた。ファンの一人、上海市の中学教員の小雲さんは「彼女の故郷は美しく、私が夢にまで見た田園生活だ」と話した。


 甘さんは「農家の所得が上がるほど、出稼ぎに出る人が減る。若い人は子供に寄り添う時間が増える」と述べた。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月10日

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