国際ビジネス知的財産権2018フォーラムが18日、北京市で開かれた。国内外の出席者は、中国が知的財産権分野で発揮する力が日増しに強化されていると判断した。中国と海外は知的財産権の交流・協力をさらに強化し、国内外の各種市場主体と革新主体に向けより良い経営環境を構築する。
中国の知的財産権保護、大きな成果を手にする
公安部、商務部、海関(税関)総署など、多くの部・委員会の関係者が発言した。
商務部条法司の蒋成副司長によると、改革開放から40年に渡り、中国は短期間内に非常に整った知的財産権法律体制を構築した。これについて世界知的所有権機関(WIPO)の関係者は「これは世界の知的財産権の発展の歴史において唯一のことだ」と評価したことがある。中国はほぼすべての知的財産権公約・条約に加わっており、立法により国際的な義務を積極的に履行している。
国家知識産権局保護協調司の張志成司長は、次の一連のデータを列挙した。各クラスの裁判所は過去5年間で、知的財産権民事一審案件を63万1000件受理し、60万9000件を結審した。北京市、上海市、広州市の知的財産権裁判所は2017年に、民事・行政案件を前年同期比54.61%増の計2万6000件以上受理した。結審は51.93%増の2万2000件以上で、結審率は84.77%。「これは知的財産権の司法保護のリーダーシップが引き続き強化されていることを示した」
知的財産権をめぐる犯罪撲滅について、公安部門も力を入れている。公安部経済犯罪調査局の張景利副局長によると、中国公安機関がこの10年に渡り捜査・解決した知的財産権侵害案件及び関連する偽造品・粗悪品案件は22万件以上にのぼり、金額にして1500億元以上。累計で205億元の経済損失を取り戻した。