一連の措置も大きな成果を手にした。国家市場監督管理総局司法検査局の王勝利副局長は関連調査データを挙げ、中国の知的財産権保護の社会満足度が2012年の63.69ポイントから2017年の76.69ポイントに上昇したと述べた。外資系企業と合弁企業の満足度はいずれも全体的な満足度を上回った。世界銀行がこのほど発表した2018年経営環境報告によると、中国の経営環境の順位はこの5年間で18位浮上した。
国際商業会議所(ICC)知的財産権委員会の委員長は「中国は知的財産権の重要な力を認識しており、これを国家発展戦略の一部としている。中国の新たな特許出願、実用新案、商標・設計の数の増加も驚異的だ」と述べた。データによると、米国人は2017年に中国発明特許を3万1094件、日本人は2万3679件取得し、1、2位となった。
国際協力の掘り下げ
蒋氏によると、中国が締結している多くの自由貿易協定には、知的財産権の内容が盛り込まれている。締約各国に知的財産権保護の国際法枠組みを提供した。
王氏によると、中国は長年に渡り中米・中欧・中露・中日などの二国間の知的財産権交渉・交流協力を行っている。海関総署と公安部門は国際刑事警察機構など関連機関・組織と共に、多層的な法執行協力を展開し、国を跨ぐ犯罪行為を効果的に撲滅している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月25日