米メディアによると、フォードは、発火も恐れがあるとして2016年12月20日から18年7月31日までに生産した約200台のGTスーパーカーをリコール(回収・無料修理)すると発表した。
米自動車メーカーのフォードは2016年、約10年ぶりにGTスーパーカー2代目を発売し、センターアクスル・後輪駆動式スーパーカーの意味を再び説明し、レーサーの注目を集めた。フォードはスーパーカーの年間生産台数を250台前後に抑え、計1000台を販売。購入者は2年以内の売却を禁止する契約書にサインしなければいけない。
しかし6月、フォードGTがドイツの公道で発火し全焼した。幸い、死傷者は出なかった。フォードは事故を調査し、4カ月後に発火原因を突き止めた。
フォードは、リコール対象車は尾翼油圧作動油が排気口に漏れ、バルブの圧力が高すぎることにより油圧作動油から発火する恐れがあると明かした。
代理店は対象車のソフトウェアを交換し、完全な制御装置にして対応するという。油圧チェック弁とフィルタのない少数の自動車については、これらのバルブとフィルタ、油圧ポンプO型環を取り付けることで予防する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月12日