国連報告:2050年までに世界人口が22億人増加

国連報告:2050年までに世界人口が22億人増加。

タグ:世界人口状況 育児支援措置

発信時間:2018-10-18 14:40:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国連人口基金が17日に発表した報告によると、2050年までに世界人口は22億人増加し、うち13億人がサハラ以南のアフリカでの増加になる見通し。


 2018年『世界人口状況』報告によると、2017年の世界人口は75億5000万人、出生率は2.5で、女性1人あたり2.5人を出産したことになる。寿命は男性が70歳、女性が74歳。サハラ以南のアフリカは出生率が高く、アフリカ西部と中部は5.2、アフリカ東部と南部は4.5となっている。米国の出生率は1.9、中国は1.6。また報告は、サハラ以南のアフリカの人口の60%が25歳以下だとした。国連人口基金は、アフリカの人口が世界に占める比率は2017年の17%から2050年には26%に上昇すると予想した。


 現在、女性1人あたり4人以上を出産する国は43カ国あり、その38カ国がアフリカの国である。


 国連人口基金ジュネーブ事務局のモニカ・フェロー主任は、各国に出産の権利の保障に努め、出産を控えたい人たちに現代的な避妊方法や質の高い妊婦健康サービスを提供すると同時に、多くの子供を出産したい夫婦に育児支援措置などを提供し、経済的負担を軽減するよう呼びかけた。


 フェロー氏によると、1994年にカイロで国際人口開発会議が開かれて以降、出産の権利が世界的に改善されている。しかし、多くの発展途上国では必要な資源や出産の健康と権利を改善する政治面の環境が不足しており、毎年数十万人の女性が出産の権利に悩んでいる。フェロー氏は、年間30万人の女性が妊婦健康サービスの欠如により妊娠中または分娩中に死亡し、1日1000万人以上の少女が児童婚や早婚の被害者になり、生殖器を切除されるケースもあると述べ、これらの女性を支援する必要があると強調した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年10月18日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで