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発信時間：2018-11-16 14:14:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   11月15日、世界唯一の「深坑ホテル」がオープンし、上海の新たなランドマークとなった。

 

　深い穴の中にあるこの5つ星ホテルは「上海佘山世茂洲際酒店」という名前で、地上2階建て、地下16階で、客室から滝、空中ガーデン、岩壁が見える。底に水が溜まり、2層の水の下に客室があり、ガラス越しの水族館になっている。設計はドバイのブルジュ・アル・アラブの建築家チームが手がけた。インターネット上に美しい写真が多くある。

 

　ここはもともと上海西郊外の長年放置されていた採石場で、深さ100メートル、面積はサッカーコート5つ分に相当する。見た目の悪い傷跡を治すのに、上海人は穴にホテルを建設することを思いついた。

 

　2006年のプロジェクト開始以降、このホテルは上海市民と世界中のホテルファンから注目されて行きた。地下工事が困難を極め、建設に12年を要した。一時は「プロジェクトはおじゃんになる」とも思われた。

 

　中建八局深坑ホテルプロジェクト総指揮の瀋健氏は、「通常の操作は深坑ホテルでは特殊な操作になる」と話す。

 

　岩壁にある曲線の通路は唯一の通路だったが、輸送が課題となった。プロジェクトマネージャーの葛乃剣氏によると、外側に傾く岩壁をエレベーターとくっつけることができず、岩壁に高さ80メートルの柱を建てて輸送エレベーターを設置した。

 

　タワークレーンを使ったコンクリート作業も時間がかかり、コンクリートを深い地下に輸送するという先例がなかった。一気にそこまで流し込む方法を思いついたが、最初の実験で急速に流れるコンクリートに混ざった石が十弾のように鋼板を突き抜け、火花が飛び散った。改良し、77メートルの3段リレー式輸送という方法で成功した。

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