ネット通販セールは頻繁すぎる? 「双12」のオフライン化進む

ネット通販セールは頻繁すぎる? 「双12」のオフライン化進む。ネット通販セール「双12」が幕を下ろしたが、取引額の面を見ると、ECは慎重で、取引額を大々的に公開した「双11」のような動きもない…

タグ:ネット通販 セール オフライン

発信時間:2018-12-14 14:18:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


多くのサイトが取引額を公開しないのはなぜか

 

 統計によると、新興ECの拼多多を除き、淘宝、京東、唯品会、網易考拉などは「双12」の取引額を公開していない。また、蘇寧も「双12盛典」の具体的な取引額を公開していない。

 

 これについて、中国電子商務研究センターの曹磊主任は、今年の「双12」は全体的に冷ややかで、広告投入、販促資源、ブランド参加を見ても、ユーザーの参加、関心度を見ても往年に及ばないと話した。

 

 曹磊氏は、1カ月前に2大ショッピングイベントの「双11」と「ブラックフライデー」があり、多くの消費者が消費予想、買い物衝動、支出面で消耗が多く、休息・反省の時期にあり、消費意欲と予算が低下している時期だとの見解を示した。また、値下げばかりではブランドと価格政策にダメージが及び、多くの優良ブランドはECの密集かつコストを考えない大型セールに対して反発的な感情を持っているという。

 

趨勢:「双12」のオフライン移行が進む

 

 拼多多が発表した「双12」のデータを見ると、12日午前8時49分時点で、サイトのGMV(流通総額)は昨年1年間を上回った。「双12」の注文件数は前年比370%増加し、農産品の注文件数は3800万件に達した。

 

 統計によると、服飾、デジタル3C、インテリアが今回のセールで人気があった。セール期間、インテリアの注文件数は2億8000万件、レディース服は9000万件を超え、中でも防寒下着は3000万件に達した。これについて、業界関係者は、淘宝と京東と比べて、拼多多のユーザーの多くが価格に敏感で、「秒殺」や「人気商品による集客」は拼多多とユーザーの特徴に合っているとの見解を示す。

 

 ここ数年、「双12」のオフライン移行が進み、スーパーや百貨店のほか、飲食店、美容院、野菜市場など多くの場所に「双12」体系が導入されている。

 

 ECは中国で発展して20年になり、オフラインの「ニューリテール」の時期に入った。以前、ECの多くがオフラインの小売業と客を奪い合っていたが、現在は権限を譲り、改造・グレードアップするようになっている。曹磊氏は、「双11」がオンライン・ニューリテールのイベントと言うのであれば、「双12」はオフライン・ニューリテールのイベントと言え、口碑と餓了麽の「双12・吃喝玩楽イベント」に参加した業者は200万店に達し、地域生活サービス分野の開拓に重点を置いていることがわかると話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月14日


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