知的財産権については、中国のAI関連の特許申請件数も好調である。『2018人工知能業界革新情報白書』の統計によると、世界のAI関連の特許申請は中国、米国、日本の3カ国に集中し、申請件数はそれぞれ9万9264件、4万8870件、3万1158件で、中国はトップに立っている。
YC中国の陸奇CEOは以前、中国のAIの強みは人材の多さ、市場の発展の速さ、友好的かつ有利な政策環境、際立った構造的優位性だと話している。総人口13億8000万人、スマホ保有台数11億台、自動車保有台数2億台、完成車メーカー200社超などのデータはAIの革新的発展の強力なサポートとなり、ハイエンド技術と人材の面では米国がリードするが、中米の差は縮まっているという。
繁栄する一方で、中国のAI産業には応用技術重視・基礎理論軽視、基層技術の蓄積不足、商用化応用手段が不明瞭、商用化における課題、実際の商用化の難易度上昇、基礎・技術・応用の各人材の深刻な不足などの問題があり、安定して発展させるには正面から立ち向かう必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月26日