列車に「幸福写真館」設置 乗客の帰省の喜びを記録

列車に「幸福写真館」設置 乗客の帰省の喜びを記録。 帰省して一家団欒することは、外で奮闘する人にとって幸せな時間である…

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発信時間:2019-01-23 14:41:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    帰省して一家団欒することは、外で奮闘する人にとって幸せな時間である。春運(春節帰省ラッシュ)が始まる前日の20日、満席の杭州発・蘭州着のT112次で、乗務員は帰省する乗客らに特別なプレゼントを用意した。

 

 めでたい雰囲気の壁をバックに、乗客の陳玉琴さんが夫とともに春聯と中国結びを持ち、寄り添って笑顔で撮った写真は車内の「幸福写真館」に掲示されている。

 

 「これは帰省中の列車で最初に撮った写真。現像できて嬉しい」と話す陳玉琴さんは故郷の甘粛省天水市から杭州に出稼ぎに行き、普段は忙しくて夫と写真を撮る時間がないという。この特別な経験は彼女にとってサププライズとなった。

 

 乗客の春運の思い出を残すため、上海鉄道局杭州旅客輸送区間は杭州発・蘭州着のT112次快速列車の食堂車に「幸福写真館」を設置し、プロのカメラマンを招いて乗客に無料で写真を撮影し、現像して帰省中の幸福な瞬間として記録している。

 

 また、個性的なプラカード、春聯、猪年のマスコットなど様々な小道具を用意し、赤やめでたい雰囲気の背景の前で撮影した写真は春節らしいものとなっている。

 

 列車に「幸福写真館」を設置した理由について、兪潔列車長は「年に一度の春節がもうすぐ来る。外で奮闘する乗客らは1年を忙しく過ごし、乗客の帰省中の最も嬉しく幸せな瞬間を記録したいと思った」と話した。

 

 そのほか、「幸福写真館」の横に春聯が印刷されたはがきが用意され、乗客はメッセージと住所を書くことができる。車内に特設された「幸福ポスト」に投函すれば、乗務員が全国各地に発送し、乗客の思い出を家に届ける。

 

 春運の開始に伴い、T112次の利用者も大幅に増加した。兪潔列車長によると、近頃、杭州・蘭州鉄道の利用者は帰省する出稼ぎ労働者と学生が中心で、長距離の乗客が多い。乗客の各ニーズに合わせて列車は便利なサービスを行い、快適で安心できる乗車環境を提供している。

 

 例えば、子供連れの乗客に「安全注意カード」を配り、子供に乗車の安全知識を広め、列車長は子供に人気のあるキャラクターのステッカーを携帯し、ご褒美として子供に渡し、安全な乗車を奨励している。また、高齢者、病人、妊婦に特に配慮し、寝台への変更を優先し、食事を届ける、荷物を持つなどのサービスを提供している。

 

 さらに、列車長は車内で列車長サービスホットラインを公開し、困難または意見・アドバイスのある乗客が電話をかけると、列車長がすぐに対応する。

 

 上海鉄道局杭州旅客輸送区間杭蘭チームの党総支初期の高艶さんは、「外で1年頑張った乗客にとって、帰省して春節を過ごすことは最もリラックスできる嬉しい瞬間。写真やはがきを通して乗客に温もりを感じてもらいたい」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月23日


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