キャンセル待ち、顔認証 12306の新サービス

キャンセル待ち、顔認証 12306の新サービス。中国鉄道総公司の統計によると、2018年12月23日から19年1月20日までの全国鉄道の各方法による乗車券販売数は3億8300万枚、1日平均発券数は1320万枚となった…

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発信時間:2019-01-23 16:24:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 1月21日、春運(春節帰省ラッシュ)がスタートした。

 

 中国鉄道総公司の統計によると、2018年12月23日から19年1月20日までの全国鉄道の各方法による乗車券販売数は3億8300万枚、1日平均発券数は1320万枚となった。サイト「12306」での販売は84%を占める。

 

 今年の春運乗車券の12306での販売状況はどうか。乗車券購入でどのような新しい体験があるか。サイトはどのような新サービスを開始したか。科技日報は21日、北京市内にある中国鉄道科学研究院(以下、鉄科院)を訪問した。

 

 「春運期間、サイト12306とアプリ、電子決済、駅の販売窓口、入場ゲートなどに技術チームの中心スタッフが集中している」。院内の文化宮のロビーで、鉄科院電子所12306技術部技術マネージャーの楊立鵬氏は記者にこのように話した。

 

 南側の壁に「2019春運12306乗車券販売実況」、「2019春運12306リスク管理実況」、「2019春運12306行列実況」の大画面が並び、14時になると「販売実況」の画面に「530万」の数字が表示された。

 

 楊立鵬氏によると、持続的拡張を経て、12306は1日1500万枚販売できる。1月4日、春運乗車券は過去最高を更新し、全日の各方法による販売数は1494万2000枚に達し、うちインターネットでの購入は1282万枚だった。

 

 12306が開設されて間もない2012年の春運、1日あたりの設計販売数は100万枚だったが、数日でその数を突破した。

 

 北京で働く呂秋鳴さんは、「今年、12306にキャンセル待ち機能が加わるとは予想していなかった。成都に帰省して春節を過ごしたいが、高速鉄道の乗車券は入手が難しい。元日に購入の作業を始め、キャンセル待ち機能を見つけた。操作案内に従って顔認証を行い、関連情報を記入し、希望の乗車券を購入できた」と話した。

 

 楊立鵬氏によると、2018年12月27日、12306は利用者が多い北京、上海・寧波・杭州、広東地区から四川、重慶地区に向かう長距離列車でキャンセル待ちサービスを試験的に開始した。キャンセルや変更などで乗車券の販売が可能になった際、システムは自動的に乗車券に変え、旅行者に通知する。キャンセル待ちの購入成功率は60%を超えるという。

 

 キャンセル待ちのほか、12306は登録操作に顔認証を導入。多くの第三者ソフトが旅客の身分を不正使用して12306で登録し、乗車券を大量購入するが、顔認証を導入したことで、旅客はオンラインで不正使用されたアカウントの処理手続きを行える。

 

 そのほか、乗車券購入時の識別コードの使用も大幅に減少した。システムのグレードアップにより、乗車券購入が機械の操作か、それとも人の操作かを自動識別できるようになり、異常を察知した場合のみ識別コードが表示される。現在、97%以上の購入が識別コードを使用していない。

 

 13時41分、「2019春運12306リスク管理実況」の画面は緑が正常リクエストデータ、赤がリスクリクエストデータを示し、リスクのあるリクエストをリアルタイムで遮断している。

 

 今年、海南環島高速鉄道に乗る旅行者は、乗車券をインターネットで購入後、駅で発券する必要はない。身分証で直接乗車できるほか、鉄道の12306アプリが乗車券購入時に生成したQRコードでも乗車できる。

 

 関係部門によると、2019年に高速鉄道で電子乗車券が普及する見通し。

 

 中国鉄道総公司によると、2019年の春運は3月1日までの40日間で、全国鉄道の利用者は前年比3176万人(8.3%)増の4億1330万人、1日あたり1033万人を見込んでいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月23日


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