30歳を過ぎると、「歳をとった」や「物忘れが激しくなった」などと口にする人は多いが、ただこのように言っているだけではないだろうか。実際、人の脳はそうではない。イギリスの科学者は、人の大脳が成人の状態になるのは30歳前後だと主張した。
また、欧州のある脳研究によると、90歳の高齢まで健康な大脳の中で新しい神経細胞が形成され続けることがわかった。私たちの体は脳の足を引っ張っていると言える。
ロンドンのオックスフォード医学科学院で開かれた会議で、ケンブリッジ大学神経科学者のピーター・ジョーンズ氏は、「人の脳は急速にではなく、ゆっくりと徐々に成熟し、成人の状態になるのは30歳前後であることが研究でわかった」と述べた。
彼の研究によると、18歳の人の脳は大きな変化の最中にあり、20歳を超えると精神障害の影響を非常に受けやすなるが、30歳前後にこの問題は解決される。
大脳の成熟が遅ければ、老化も遅い。最新の研究で、90歳の高齢まで、健康な脳の中で新しい神経細胞が形成され続けることがわかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月27日