仏パリの検察はこのほど、ノートルダム大聖堂の修復を口実とする詐欺の調査を発表した。
仏メディアの報道によると、ノートルダム大聖堂で15日に重大な火災が発生すると、フランス及び世界各地から再建のため8億5000万ユーロの寄付金が集まった。この金額はすぐに10億ユーロを超える見通しだ。また修復を名義とする詐欺サイト及び行為が見られる。パリの検察は、寄付者に真偽を見極めるよう注意を促している。
フランス文化遺産基金会が、違法分子が同基金会の名義で多くの詐欺サイトを設置し、電話とEメールにより指定口座に寄付金を振り込むよう求めたことが、今回の調査の原因になった。ところが同基金会はノートルダム大聖堂の募金を行ったことがないという。
フランク・リーステール仏文化相は、詐欺サイトの氾濫がノートルダム大聖堂の修復に悪影響を及ぼすことを強く懸念している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年4月23日