4月24日0時、注目を集める『アベンジャーズ/エンドゲーム』が中国で公開された。全国の映画館で、約300万人がこのハリウッドの大作を徹夜で鑑賞する。
0時スタートの『アベンジャーズ/エンドゲーム』の観客数と興行成績は中国映画史上の最高を記録した。
映画館の管理に25年間携わる劉敏建さんは「銭江晩報」の記者に対し、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は自身が映画館の管理人になってから最も人気を集めた0時スタートの映画で、これほど多くの観客が深夜に映画を見に来たことはなかったと話した。彼が管理する「金象影城」は11ホール全てを0時に開放した。「全ての観たい人に良い位置で観て喜んでもらいたい」と劉敏建さんは話す。
また彼は、今年3月と4月は全国の映画館が不景気で、多くの映画館が1日の売上高が1000~2000元ほどしかなく、光熱費も捻出できないほどだったが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が市場を救済しに来たと話した。
浙江省最大の映画館である蕭山徳納影城は0時から20ホールで『アベンジャーズ/エンドゲーム』を上映した。同映画館の代表の王琨氏は、従業員の負担を軽減するため、経営陣全員が同日晩に当直したと明かした。「事務員にも上映後の清掃を手伝うように求めた。清掃員だけでは間に合わない」と王琨氏は話した。