先日、杭州市で女児が白衣姿の成人女性に蹴られる様子が映った動画が話題になった。キッズモデル機関によると、この女児はキッズモデル「妞妞」ちゃんの母親で、「妞妞」ちゃんは複数の店から仕事を受けている。世論を受け、母親は「少し厳しい教育というだけで、傷つけるつもりはなく、最も近い存在の娘を思い、愛している」とミニブログに書き込んだが、ネットユーザーは納得していない。この出来事により、キッズモデル業界も矢面に立たされた。
ファッションといえばパリ、子供服といえば織里
「中国子供服の里」といえば、湖州織里が思い浮かぶ。織里鎮は杭州市から100キロほどの場所にある町で、大まかな統計によると、織里鎮の子供服メーカーは1万3000社、子供服EC企業は7000社に達し、鎮内の10万人近くが子供服の生産、加工、販売に従事している。
「中国子供服の里」は国内の子供服市場の半数の商品を生産するだけでなく、キッズモデルも多くいる。織里鎮のキッズモデルの多くが地方出身者で、これらの小学生以下の子供たちは保護者に連れられて各地から織里鎮に集まり、子役スターの実現のため、または家庭の命運を変えるという期待を背負って奮闘している。
2017年、湖州織里のキッズモデル撮影業界がメディアに注目された。当時、ハーフの男児の葉祖銘くんは大人っぽい発言で人気検索ワードに上がった。当時11歳だった葉祖銘くんはインタビューで、「このような儲け方は簡単。将来はネットの人気者になりたい」と話した。
キッズモデルの谷歌ちゃんは「中国子供服の里」で活躍するスターの1人で、4歳で業界入りし、6年のモデル経験を持つ。彼女は1日に264着を着て撮影したこともあり、その日の収入は3万元に達し、多くの人が羨むほどの額を稼いだ。業界関係者は、多くのキッズモデルが月に20万元以上を楽に稼ぐと明かした。
人気のキッズモデル産業チェーン