業者はネットで人気のキッズモデルを起用して売上を伸ばしたいと考え、「有名になるのは早いほうがいい、デビューは早いほうがいい」と考える保護者は子供に競争力をつけさせるために専門的なトレーニングを受けさせる。多くの業者がそこからビジネスチャンスを嗅ぎつけ、キッズモデルの養成機関や仲介機関などを設立し、キッズモデルの発掘、育成、パッケージ、マーケティングを行っている。
あるキッズモデル養成機関の従業員は、「育成後はチャンスが非常に多く、ブランド発表会に参加したり、淘宝のキッズモデルに推薦されたり、エキストラやバラエティ番組出演のチャンスもある」と明かした。
業界関係者は、各種の子供用品の宣伝に関連し、キッズモデル経済は数十億元に達すると見ている。この市場にはキッズモデル撮影会社、養成教室、キッズモデル事務所などの機関が介入している。
子供の権益保護を無視してはならない
大まかな統計によると、熟練のキッズモデルは1時間で16着の服を着て撮影する。1着の撮影時間は平均4分。中には、学校から帰って夜10時まで撮影する子供もおり、大型のアパレル注文イベント機関は夜中まで続くこともあり、宿題を休憩時間やメイク中に行わなければいけない。夏に冬服、冬に夏服を撮影することは日常茶飯事である。