ウェブサイト「CNET Japan」が伝えたところによると、SECOM、AGC、DBA(DeNA)、NTTドコモの4社は4月25日、AIのバーチャルキャラクターを使って警備・応対する世界初の「バーチャル警備システム」を発表した。
同システムは高反射率のミラーディスプレイを搭載し、等身大の「バーチャル警備員」の3Dキャラクターを表示する。バーチャル警備員は男性と女性の両方のキャラクターがあり、実際の警備員と同じ業務を行う。
同システムは警戒監視、応対、緊急対応の3つの機能を有する。内蔵カメラと顔認証機能を使い、AIで訪問者の特徴と目的を判断し、適切な対応を行う。また、言語識別と合成技術を使って音声で質問に答えることもできる。
SECOMは同システムにセキュリティ・警備技術を提供、AGCはミラーディスプレイとバーチャルキャラクターの開発を担当、DeNAはキャラクター案と言語合成を担当、NTTドコモは5Gおよび言語識別技術を提供する。
報道によると、同システムは実際の警備員と比べてコストを5割削減できる。2020年春に導入予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年4月29日