「シェアリング・パパ」というプログラムがこのほど、ミニブログで話題になっている。このプログラムを開くと、ビジネスタイプ、優男タイプ、スポーツマンタイプ、インテリタイプ、ユーモアタイプの5人の「パパ」が現れる。
ビジネスタイプはビジネスのエリートで明るく高級感が漂い、どの社交の場も和ませ、周囲から羨望の眼差しで見られる「パパ」。優男タイプは、子供の世話と料理が得意で、家電修理から電球の交換、下水道のつまりを直すなど、何でもこなす。優しくて気長で、家事のできる「カイロ」タイプ。スポーツマンタイプは身体が頑丈で運動好き、格闘に長け、オーラがあり、不良をよせつけない。インテリタイプは、学識のある「歩く百科全書」で、専門レベルで物事を行い、できないことはないと信じ、人に教えるのが苦手なタイプ。ユーモアタイプは、一緒に遊び、騒ぎ、笑わせてくれ、ゲームが上手で、喜ばせることが得意。
夫が育児に非協力的なことに悩む母親が感動して「パパ」と呼ぼうとした時、このプログラムは某家具ブランドの単なる広告であることに気がつく。「最も近くにいて、呼べば30分で来てくれる無料のパパ」を開いても、理想の育児のパートナーにはなってくれず、某家具ブランドの販売ページにジャンプするだけである。
この広告マーケティングに対し疑問の声もある。アクセス数が重要なビジネス環境において、消費者の注意力は王道である。このような変わったマーケティング方法は後を絶たず、「シェアリング・パパ」が消費者の心を掴んだのはなぜかを考えるべきである。