「シェアリング・パパ」が消費者の心を掴んだのはなぜか

「シェアリング・パパ」が消費者の心を掴んだのはなぜか。

タグ:シェアリング・パパ

発信時間:2019-05-21 14:47:45 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「シェアリング・パパ」が注目を集めたのは、長期にわたり育児において父親の役割が欠けているためである。


 同様のことを感じている人は多く、自分が父親に最も多く言った最初の一言は「お母さんは?」である。「喪偶式育児」(夫のいない育児)は人気検索ワードになり、「上班996」(週6日、午前9時から午後9時まで働く)や仕事が終わるとすぐにネットゲームをする父親は社会から批判を浴びている。


 しかし、家庭での役割不足を父親だけのせいにするのも不公平である。もともと責任感のない父親を除いて、多くの父親は本当は子供と一緒に過ごしたいのだが、時間がない。その原因の1つとして、現代社会において父親の仕事時間が長くなっていることが挙げられる。インターネットさえつながれば仕事があり、「仕事を終える」という感覚が曖昧になり、多くの父親が仕事を終えても携帯電話を手放せない。もう1つの原因は、女性の職場における地域が比較的低く、育児の責任が自然と母親に委ねられることである。


 現代社会において育児の焦りが蔓延し、「出産したくない」という精神ストレスが深刻化し、育児の責任も原始式の家庭構造で集中している。集合住宅だった時代、子供たちは一緒に宿題をし、遊び、いくつかの家族が協力し合って育児をする共同体が形成されていた。単元住宅ビルの時代、一対一の育児は資源の利用効率を低下させた。


 父親を育児の「無能者」と非難するより、才能のある彼らに能力を発揮できる余地を与えるべきである。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年5月21日


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