30年以上前、ジョン・ソイサルさんはまだ若く、接客員になったばかりの頃、飲食業は非常に伝統的な業種で、インターネットの口コミもなかった。帳簿は全て紙とペンで記録し、注文システムもなく、接客員が手書きしていた。
30年後、ジョン・ソイサルさんはレストランのマネージャーになり、店内では中国製のロボットが接客している。彼は職業生涯において様々な状況を目にしてきたが、中国製のロボットが同僚になるとは予想していなかった。
セルフ注文などの自動化技術はマクドナルドやサブウェイなどのチェーン店に早くから導入されているが、ジョン・ソイサルさんの店はさらに進んでおり、交流ロボットを導入している。電池で動く5台のロボットが約1週間作動し、店のサイトでは「ロボット家族」と呼んでいる。
ソイサルさんによると、これらのロボットのうち3台は白と紫のボーダーの制服を着た女性接客員で、1台2万ドルで中国から輸入したものである。
これらのロボットは従業員と共に働き、客が入店するとロボットが女性の声で自己紹介し、テーブルに案内する。人間の接客員は電子注文システムを使って注文をとって厨房に伝え、料理ができるとロボット接客員がテーブルに運ぶ。
人間の接客員が料理を置くと、ロボットは「ごゆっくりどうぞ」と言って厨房に戻る。珍しいため、子供たちはロボットを気に入り、多くの客がロボットを見て楽しみ、自撮りする。
フェイスブックでの口コミは良いものも悪いものもあるが、ロボットに対する評価は高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月4日