中国教育部が1月上旬に明かした情報によると、2018年、196の国と地域から49万2200人が中国31の省(区、市)の高等教育機関と科学研究・教育機関1004校に留学した。1月、北京師範大学で「発展途上国修士プロジェクト」2019年卒業式・5周年記念式典が行われ、中国教育部国際協力・交流司留学作業処の劉暁副処長は、中国はアジアで最も人気がある留学先になったと話した。
過去、北京と上海は中国で最も人気がある留学都市だったが、イギリスのタイムズ・ハイアー・エデュケーション誌は、そのほかの都市の発展も中国が世界各地から学生を引きつける要素の1つだとした。2006年、中国で学ぶ留学生の約50%が北京と上海を選んでいたが、その比率は32%に低下している。同誌によると、中国の13都市で留学生が1万人を超え、うち7都市で2万人を超えている。
中国は世界の研究と教育の中心と評価されているだけでなく、多くの留学生が中国留学を選ぶのは、中国の勢いのある経済と活力に満ち溢れたビジネス環境とも関係している。かつて世界で最も国際的な大学の1つだった中国厦門大学に留学していたマリー・ローゼルさんは、「厦門大学を選んだのは立地条件が良く、活力に溢れた若い大学であるため。中国とポルトガルの文化がここで500年にわたり交流し、2つの文化遺産の精髄をじっくりと観察できる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月7日