ドローン操縦士が就職市場で「大人気」

ドローン操縦士が就職市場で「大人気」。

タグ:ドローン操縦士

発信時間:2019-07-05 14:48:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 電力業界では送電網を巡回点検し、警察界では警察の行動の「偵察兵」となる。ドローンは便利で効率が良いことから各分野に応用されている。今年4月、ドローン操縦士は人力資源社会保障部など3部門によって13種の新職業の1つになり、巨大な市場ニーズによりドローン操縦免許所有者は「人気者」になっている。


 人力資源社会保障部が発表した『ドローン操縦士就職景気現状分析報告』(以下、『報告』)によると、中国のドローン操縦士は数十万人に達し、就職分野は主に映画の航空撮影、農林保護、電力巡回点検、航空測量・製図などで、全体の55%以上を占める。ドローンの応用分野の拡大に伴い、ドローン操縦士の選択肢も増え、就職の幅も広がっている。今後5年の人材需要は約100万人 周飛さんは国内の某研究院のエンジニアで、主に都市セキュリティ分野を研究し、公共インフラの安全観測を担当している。2015年、職場にドローンが導入され、周飛さんに公共インフラの安全観測にドローンを使用する考えが芽生えた。


 2016年、周飛さんは国内の専門機関で講習を受け、専門的なドローン操縦士になった。以後、ドローンを使って公共インフラを巡回点検している。数年の作業において、彼のチームはドローンを使ってなんども都市施設の安全問題を発見した。


 周飛さんは、「ドローン操縦士になり、ドローンを使ってデータ収集することで作業効率が向上しただけでなく、高空または危険エリアで点検し、過去の技術では発見できない多くの問題も見つけることができる」と話した。


 「ドローン商品にはポータブル式の航空撮影ドローンもあれば、測量・製図、セキュリティ、警備、電力巡回点検などの分野に応用されている産業用ドローンもある。これらの業種はドローン応用の全体ソリューションに対して高いニーズがある」と話す李懿珂さんは重慶科技大学を卒業し、現在はドローン企業に勤務する業種応用ソリューション専門家である。彼はドローン操縦免許を取得後、飛行関連の仕事に就いていたが、飛行経験を積み知識が深まるにつれて、フィールド作業員から業種応用ソリューションのエンジニアに転職した。


 大まかな統計によると、国内のドローン保有台数は100万台を超える。国際データ会社のIDCの分析では、2019年末までに中国のドローン販売台数は年間196万台に達し、うち消費型ドローンは150台、産業用ドローンは46万台で、今後5年のドローン操縦士の需要は約100万人になる見通し。


 清華大学合肥公共安全研究院党委員会書記・副院長の汪曙光氏は、「1000億規模のドローン産業にとって、今後数年、中国でドローン操縦士が非常に不足する。ドローン操縦士という新しい職業の誕生はドローン業界の専門的人材と技能のニーズを補う」と話した。


 四川省成都市ドローン産業協会の任斌会長も、ドローン操縦士は新しい職業であり、中国のドローン操縦士の専門化、標準化、職業化育成体系の確立を促し、今後の業界発展における人材不足を解決し、産業の発展や雇用解決などを促す重要な意味を持つとの見解を示した。


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