世界の5G市場の潜在価値は4.3兆ドル

世界の5G市場の潜在価値は4.3兆ドル。 国際会計事務所のKPMGはこのほど、5G商用ライセンスの発行は国内の5Gネットワーク建設と投資拡大を促し、5G全産業チェーンの発展を後押しするとする研究報告を発表した…

タグ:5G市場 潜在価値

発信時間:2019-07-10 14:59:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

    国際会計事務所のKPMGはこのほど、5G商用ライセンスの発行は国内の5Gネットワーク建設と投資拡大を促し、5G全産業チェーンの発展を後押しするとする研究報告を発表した。

 

 産業チェーンの角度から見ると、5Gの建設は一連の分野を含み、ネットワーク計画、基地局の建設、端末機器メーカー、チップメーカーの発展が引き続き注目を集める。

 

 KPMGは、5G技術の主要垂直産業のグローバル市場潜在価値は4兆3000億ドルに達すると推算。通信会社にとって、小売、財務、製造業、医療保健は収益を最大化できる応用分野である。

 

 業界関係者は、5G技術は垂直産業の発展周期を3つの時期に分けることができると考える。初期の0~3年、5G技術の発展は主に製造業と産業チェーンに応用され、スマートシティとスマートネットワークの発展を促進する。中期の2~6年、5G技術で利益を得るのはサービス業、娯楽、メディア、医療衛生などの大量の垂直産業に拡張する。5年以降、世界の大部分の通信会社が5Gネットワークを大規模展開し、モバイル通信会社のビジネスモデル転換に伴い5Gによるエッジコンピューティング能力と急速接続能力が向上し、5G技術の潜在力がより引き出される。

 

 通信会社はネットワーク建設への巨額投資において、利益と投資回収周期を考慮する必要がある。5G技術の価値駆動と潜在的収益を考慮し、通信会社は一般ユーザーにサービスを提供すると同時に、企業顧客にも重点を置き、企業に強力なサポートを提供すべきである。

 

 KPMG通信業界中国主管パートナーの陳倹徳氏は、「世界の5Gは商用化の重要な時期に入り、5Gの前の2G、3G、4Gの更新と世代交代を経て、人と人の交流方式が改善された。5G商用化の重要な意義は、容量、信頼性、タイムラグ、広接続、効率の5つの面の価値駆動力にあり、人と人の交流に影響するだけでなく、機械と人、機械と機械の交流も大幅に改善する。中国において、5Gは重要なネットワークツールになり、人工知能(AI)、ビッグデータ分析、クラウドコンピューティング分野の発展を支える」との見解を示した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月10日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで