実体書店とハイテクのコラボ 伝統を打破しカスタマイズ化

実体書店とハイテクのコラボ 伝統を打破しカスタマイズ化。

タグ:実体書店 5G

発信時間:2019-07-22 14:26:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 24時間営業の5G無人スマート書店1号店が雄安新区を選んだ理由は何か。河北省新華書店有限責任公司編輯部の鄭秋月副主任は記者に対し、「雄安新区の多くのサービス施設の建設と開発は無人、インテリジェンス、スマートを新たな方向にしている。容城新華書店は現地の重要文化スペースとして、初めて通信会社と提携し、5Gなどの先進技術を通し、伝統的な実体書店での購入スタイルを打破し、読者により便利で効率的な消費の新スタイルをもたらすことを目的としている」と述べた。


モデルの革新 カスタマイズ


 第16回全国国民読書調査によると、2018年、紙の刊行物とデジタル出版物を含む中国の成人国民総合読書率は80.8%で、2017年の80.3%よりやや上昇した。うちインターネット、携帯電話、電子ブックリーダーなどの媒体を主な形式とするデジタル書籍接触率は76.2%で、2017年の73.0%より3.2ポイント上昇。インターネット販売による実体書店へのダメージ、電子書籍による紙の書籍へのダメージがある中、実体書店は最新技術を用いた「反撃」を開始し、無人書店は「無人販売」という新たな形で消費者が紙の書籍をより便利に読めるようにしている。


 そのほか、一部の書店は全面的、多角度、ハイエンドスマート・ブックシティの構築に取り組んでいる。2018年7月、深セン書城龍崗城がオープンした。同店はビッグデータの応用、モバイル決済、顔認証などの最新技術を生かした深セン市最初の無人書店で、書店、特色グルメ、スマート体験、オリジナルサービスなどを特徴とする。


 「ITと消費決済方式の革新に伴い、このようなインテリジェンス、スマート、高効率の実態書店のニューリテールモデルは今後の発展傾向になり、機能のイノベーション、ショッピング体験の向上、読者の時間節約、販売方式の便利化は消費者を引きつける。書店はニューリテールモデルの改造を通し、ビッグデータの情報を生かし、読者により多くの的確なカスタマイズサービスを提供できる」と鄭秋月氏は話す。


経済けん引 読書をサポート


 近年、全民読書ブームと国家政策の支持のもとで、実体書店の数が増加し、経営が多元化している。2018年の中国の図書販売所の数は前年比4.3%増加、従事者は5.5%増加し、実体書店の規模は拡大し続けている。「書店+カフェ飲食」、「書店+文化クリエイティブ空間」、「書店+特色テーマ」、「書店+文化観光」などの新興の業態が注目を集める。24時間営業の5G無人スマート書店の経営モデルは実体書店のモデル転換と発展に科学技術要素を注入した。5Gネットワーク、書籍のセルフ購入は最新技術の成果をより効果的に利用して読者を引きつけ、店内で読み終わらなくても、目を通して選ぶだけでも書籍を人々の生活に取り入れ、読書する生活習慣をつけることができる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年7月22日

 

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