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中国の消費地図 2019年上半期の各地の消費データが発表。国家統計局の統計によると、今年上半期の全国住民1人あたりの平均消費支出は1万330元で、前年同期比の名目成長率は7.5%だった…
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南東沿海部の規模は大きい
中西部の消費伸び率が速い
上半期の「消費地図」を見ると、南東沿海部の経済強省は全体的に安定し、消費市場の規模は大きく、中西部の消費増加も速い。
住民1人あたりの平均消費支出を見ると、南東沿海部の都市は上半期の上位10都市の半分を占め、上海、浙江、広東、江蘇、福建の5都市の1人あたりの平均消費支出は全国平均水準を上回り、上位となった。うち、上海の上半期の卸売・小売業の小売額は6079億2800万元で前年同期比9.0%増、宿泊・飲食業は582億1600万元で2.9%増。浙江の上半年の社会消費財小売総額は1兆2667億元で前年同期比の名目成長率は9.3%，全国平均を0.9ポイント上回った。広東の上半年の社会消費財小売総額は2兆680億4100万元で7.7%増、伸び率は第1四半期より0.8ポイント上昇。
中西部の都市の消費市場の規模は南東沿海部に及ばないが、伸び率は高い。うち、四川省の上半期の社会消費財小売総額は前年同期比10.5%増加し、伸び率は全国平均より2.1ポイント高い。河南省は10.7%増で全国平均より2.3ポイント高く、江西省は11.2%増で2.8ポイント高い。
河南省の農村部在住の趙さん夫妻は倹約生活を送ってきたが、生活条件が良くない、消費レベルも向上した。以前は自宅にエアコンを設置するのも躊躇し、毎年夏は扇風機だけで我慢していたが、今年上半期に子供から説得されてエアコンを設置した。また、今年は地元政府の支援を受けてトイレを改装し、新しい浴室設備を購入した。趙さんは、「少し費用がかかったが、生活の質が向上し、必要な出費」だと話した。
消費を活性化するため、沿海部の都市も措置を講じている。広東省は『広東省の消費体制メカニズム促進に関する実施方案』を公布し、消費を制約している問題に関して9方面29条の具体的措置を打ち出し、消費予期を安定的に改善し、良好な消費環境を構築し、強大な統一市場の形成を促進している。うち、自動車消費環境の合理化について、広州、深セン市の自動車ナンバーの抽選と競売の指標を徐々に緩和し、購入許可範囲の拡大などの措置を打ち出した。
消費の潜在力が放出
新業態が次々と登場
モバイル通信技術の発展に伴い、上半期の「消費地図」の中で、サービス型消費、発展型消費、体験型消費が多くの地域で特徴的となっている。例を挙げると、上半期、北京のサービス型消費の消費伸び率への寄与度は70.4%に、通信、教育文化娯楽、医療保健などのアップグレード型消費の寄与度は6割に達した。上海の無店舗小売額は1173億2400万元で前年同期比20.4%増加した。
済南市で働く原源さんは、就職してから経済的に自立し、個人の出費は以前よりかなり増え、今年上半期はネット通販の使用頻度が増加した。「普段の洋服や日用品の購入以外に、動画サイトの会員、オンラインゲームのギフトなどの仮想娯楽商品を買うのが好き」だと原源さんは話した。
国家統計局サービス業統計司の杜希双司長は、「ネットインフラの建設と通信サービスの持続的に進み、5Gネットワーク設置が加速し、次世代ITが応用され、デジタル化、情報化、スマート化の新しい商品と業態が次々と登場している。特にモバイル決済の普及、スマート物流、ECの急発展に伴い、ネット消費は急増を維持している」と話した。
中国貿易促進会研究院の趙萍研究員は、「中国の住民所得の増加に伴い、消費規模の拡大、消費水準の向上、消費構造の合理化が進み、消費の経済成長への基本的役割がより際立っている。これは中国経済の靱性が強く、潜在力が大きく、活力があることの表れであり、中国経済のリスク対応能力をさらに引き上げ、質の高い発展を後押しする」と述べた。
また、「まずは都市の経済規模が大きく、経済成長が高水準の段階に入り、消費市場の発展も速度重視から質重視へと変わり、消費伸び率が鈍化し、消費の伸びが商品消費とサービス消費の間で際立ち始め、商品消費構造内部が合理化された。これは経済が新たな常態に入ったことを表す。また、広範囲の農村部の経済成長レベルは都市部と差があり、農村部住民の所得増加は都市部より速く、多くの農村部住民が消費拡大を強く望んでいる。そのため、今後、中国各地の消費は質の向上と規模の増加が同時に存在し、各省の間、都市間はより多様化した消費構造となり、中国経済の安定かつ健全な発展にさらに貢献していく」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2019年7月30日
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