WHOが「新型のたばこ」使用に警鐘

WHOが「新型のたばこ」使用に警鐘。

タグ:新型のたばこ 有害化学物質

発信時間:2019-08-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 また報告は、このような商品は世界40以上の国と地域で販売され、そのマーケティングは世界の喫煙抑制の努力に大きな試練をもたらしているとした。世界の「加熱式の燃やさないたばこ」の危害に対する認識は一致しておらず、一部のメーカーはこの点を利用して消費者を惑わせ、現行の監督管理規定から逃れている。


 消費者を引きつけるため、メーカーはオリジナル、果物、チョコレートなど多くのフレーバーを用意し、クールで面白いデザインにしている。たばこ、葉巻、パイプ、水ギセルのようなものから、万年筆やUSBメモリのような形のものまである。


 電子たばこが発生させるのは一部のメーカーがうたうように「水蒸気」だけでなく、ニコチンやその他の有害物質もあり、健康への長期的な影響は定かではない。しかも、これらの商品が伝統的なたばこの禁煙につながることを示す証拠もない。


 報告は、「電子ニコチン送達装置」は若者に悪影響を及ぼす可能性もあると強調。近年、「電子ニコチン送達装置」は一部の欧米諸国の若者から人気を集めている。2011年から18年までに、米国の青少年の電子たばこを吸う比率は1.5%から20.8%に急増した。ニコチンは青少年の大脳の発育に長期的な影響を及ぼすだけでなく、依存しやすい。ある研究によると、「電子ニコチン送達装置」を使用する青少年が最終的に喫煙者になる確率は使用しない青少年の2倍であることがわかっている。


 WHOは、「加熱式の燃やさないたばこ」をたばこ製品として監督管理し、「電子ニコチン送達装置」も監督管理対象にすることを検討すべきだと促した。たばこ製品を対象とした厳格な規制をこれらの商品にも適用し、その危害の宣伝、広告掲載の禁止などを取り決めるべきだとした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月3日

 

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