二人っ子政策実施後に高齢出産が増加 山東と北京の割合最も高い

二人っ子政策実施後に高齢出産が増加 山東と北京の割合最も高い。

タグ:二人っ子政策

発信時間:2019-10-13 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国家衛生健康委員会がこのほど発表した2018年国家医療サービス・質量安全報告によると、中国で二人っ子政策の全面実施後、高齢出産の割合が年々上昇している。2016年に中国が二人っ子政策を全面実施してから、高齢出産の割合は年々上昇し、2018年度の抜き取り調査で、2017年の全国の高齢出産の割合は13.57%となった。省別で見ると、山東省と北京市の割合が最も高い。2017年に分娩した妊婦のうち、出産経験者は54.07%で初産の割合を初めて上回り、2016年の48.02%より大幅に上昇した。


 帝王切開率は産科の質を管理する重要な指標である。報告によると、ここ5年、中国の帝王切開率は年々低下し、2013年の45.35%から2016年には40.23%に低下した。2017年は高齢出産が急増し、帝王切開率は2016年よりやや高い41.32%となった。


 妊婦死亡率は低下し続けている。国家産科専門質管理センターの喬傑主任は国家衛生健康委員会の記者会見で、中国の妊婦死亡率は新中国成立当初の1500/10万人から2018年には18.3/10万人に減少したと紹介した。


 喬傑氏は、国家政策の調整に伴い、ここ数年は中国で年間1500万人以上の新生児が誕生し、高齢出産は増加傾向にあり、これは産科の医療安全における試練だと率直に述べた。中国は健康知識の普及の強化、妊婦の規範化管理の整備などの措置を通し、妊婦死亡率を持続的に低下させ、現在は発展途上国の中でも高水準にあるいう。


 「健康中国」計画は、2022年と2030年の乳児死亡率を7.5‰以下と5‰以下に、妊婦死亡率を18/10万人以下と12/10万人以下に抑え、産前検査率を70%以上と80%以上にするとしている。


 喬傑氏は、上述の目標実現に向け、国家産科専門質管理センターは産科専門医療技術を向上させ、産科の質管理体系を整備し、重体の妊婦への治療能力と末端の助産師の能力を引き上げ、医療の質を持続的に改善し、母子の安全を保障すると話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月13日



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