気候変動は世界的な問題であり、この問題を解決するには世界が協力する必要があるが、近年、中国は気候変動対策の目標の実行において著しい効果を上げている。エネルギー財団は北京市でこのほど、「クリーンエネルギー、未来の繁栄」だ座談会を開いた。国家発展改革委員会の元副主任で清華大学気候変動・持続可能な発展研究院院長の解振華氏は、「2018年末までに、中国は2020年気候変動対策の行動目標の実行において著しい成果を上げた。これは2030年の自国が決定する貢献(NDC)に非常に良い基礎を築いた。共同の努力のもとで、中国は世界生態文明の建設、人類運命共同体の構築の推進全体において多大な貢献ができると信じている」と述べた。
生態環境部の趙英民副部長は以下のように述べた。中国は質の高い発展の新時代に入り、2020年は中国の小康社会の全面的建設、汚染防止対策の最終年である。我々は第2の100年目標の実現に向けた新たな歩みをスタートし、質の高い発展、環境のハイレベルの保護の実現推進を目標とした第14次5カ年計画(十四五)を作成する。
国家発展改革委員会の蘇偉副秘書長は以下のように述べた。持続可能な発展と気候変動対策はグローバルガバナンスの重要な議題となり、エコ発展は国際社会が共同で追求する目標となっている。中国は各方面とともに引き続き生態文明の政策交流を深化させ、生態環境保護とエコ発展分野での実務的な協力を拡大し、国連2030アジェンダの目標を達成したいと考えている。
エネルギー財団のCEO兼中国エリア総裁の鄒驥氏は、「14億の人口に恩恵をもたらし世界で発展する現代的な中国は、持続可能なクリーン・低炭素エネルギーシステムによって支える必要がある。低炭素発展は中国の現代化加速において良好な手段であり、産業グレードアップとエネルギーのモデル転換を促し、中国の経済成長に新たな原動力と発展のチャンスを注ぎ、中国経済の質の高い発展の実現を後押しし、世界気候変動対策に参与・貢献・リードするという中国の承諾の実行を促す」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月1日