中国での死亡後の臓器提供は15年1月1日から18年12月31日までで累計1万8294件に上った。なかでも18年の臓器提供は6302件で世界で2番目に多かった。2.01%(15年)だった100万人当たりの臓器提供率は、4.53%(18年)にまで上昇している。これらのデータは中国臓器移植発展基金会がこのほど発表した「中国臓器移植発展報告(2015-2018)」を引用している。臓器提供数の急増だけでなく、移植のクオリティも向上してきており、まず臓器輸送にその効果がみられる。
臓器の輸送時間を短縮、輸送段階における臓器移植のクオリティと安全性への影響を少なくするため、国家衛生健康委員会などの部門は16年5月、「人体臓器移植輸送グリーン通路に関する通知」を公表した。グリーン通路の構築から3年、臓器の輸送所要時間は平均1時間から1時間半短縮され、全国の共有率は全体で7.3%上昇、臓器利用率も6.7%上昇した。臓器移植の共有半径は大きく拡大され、多くの患者を救えるようになった。
また、術後の生存率も改善された。国家衛生健康委員会の専門家、郭燕紅氏によると、中国の心臓と肝臓移植手術後の生存率は世界トップクラスだという。例えば、肝臓移植手術後の1年生存率は92.5%、3年生存率は89.3%に達している。心臓移植手術後の1年生存率は90.8%、腎臓移植の術後の3年生存率は95.6%を上回る。このほか生体肝臓移植手術の累計生存率も世界的に高い水準にあるという。
ドイツ移植協会の前会長は「中国の同業者は勤勉で研究熱心だ。臓器移植の分野における中国の健全な発展とこの発展を推し進めるために多大な努力をしていることを目の当たりにした」と語った。
長年の改革により中国は国際慣例や中国の実情に合った臓器提供・移植の道を歩みだした。公平かつ公正、倫理性に反することなく、国情に合った臓器提供・移植の体系をひとまず構築した。
国際臓器提供学会(ISODP)の前会長は「中国の臓器提供と移植は始めこそ他の国に後れを取ったが、中国の人体臓器分配コンピュータシステムは今や世界的な模範といえる」と評価する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月18日