AIによる作品の初の裁判 著作権保護対象に

AIによる作品の初の裁判 著作権保護対象に。

タグ:裁判 人工知能

発信時間:2020-01-08 16:13:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 この記事は騰訊証券のウェブサイトに最初に掲載され、上海盈訊科技有限公司はその日のうちに記事を複製し、運営する「網貸之家」で発表した。騰訊はこの行為は著作権侵害だと考え、裁判を起こした。


 裁判所の審理は、関連記事の外在的表現形式と生成過程を分析すると、特定の表現形式およびその創作者の個性的な選択と配置があり、「Dreamwriter」が技術的に「生成」した創作過程は著作権法の文字作品の保護条件を満たし、中国の著作権法が保護する文学作品に属するとの見解を示した。


 また裁判所は、関連記事は原告が管理する複数のチームと人が分担して形成した智力が創作・完成させた作品で、全体に原告の株式評論総合陳述類の文章のニーズと意図が現れており、原告側が創作した法人作品だとした。


 裁判所は、被告側は許可なく、自身が運営する「網貸之家」サイトで権利侵害を指摘された文章の内容を一般に提供し、一般に時間と場所を選べるという行為を提供し、原告側の情報ネットワーク伝播権を侵害し、相応の民事責任を負うべきと最終判断。被告側が権利を侵害した作品をすでに削除していることから、裁判所は原告側への損害賠償および合理的な権利維持費用として1500元の支払いを言い渡した。


 中山大学法学院の李揚教授は『法制日報』に対し、「文学、芸術、科学分野の創造性AIによる生成物を作品と認定し、著作権保護の対象にしたことは、作品の創作と伝播を奨励し、文化の多様性を促進すると同時に、人の知的労働と体力労働を軽減し、独創的作品を生成できるAIの研究開発を奨励し、このAIを使った作品の創作にもつながる」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月8日



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