春節のネットお年玉大戦 大手サイトが100億元投入

春節のネットお年玉大戦 大手サイトが100億元投入。 今年も春節の「お年玉大戦」の時期がやって来た。「お年玉大戦」に多くのインターネット企業が加わり、その額は100億元に達する…

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発信時間:2020-01-17 10:42:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   今年も春節の「お年玉大戦」の時期がやって来た。「お年玉大戦」に多くのインターネット企業が加わり、その額は100億元に達する。しかし、春節プロジェクトやコア商品のアクティブユーザーを増やすためなど目的はそれぞれ異なり、効果も現れている。

 

 この巨額のお年玉イベントが集客につながるかどうかについて、業界関係者は、集客後にどのようにユーザーをつなぎとめるかこそが本当の試練だとの見解を示す。今後、新たな成長はストック市場で発生し、シーンの縦方向の開拓が今後の市場構造を左右する。

 

今年の春節のインターネットお年玉

 

多くが「集」という形式を採用

 

 春節のWeChatお年玉が人気を集めてから、お年玉の効果が国内のインターネット会社から注目されるようになった。ECサイトの京東、拼多多、蘇寧易購、小紅書だけでなく、快手やTikTokなどのショートムービーサイトなど、多くのインターネット企業が加わった。現在、アリババ、京東、拼多多、蘇寧易購、快手、TikTok、小紅書、百度、騰訊微視などが春節のお年玉イベントを行い、金額も過去最高となっている。大まかな統計だと、上述のサイトが発表したお年玉金額は100億元を超える。

 

 広州日報の記者は、今年のお年玉大戦で、各サイトは「集」という形式で期せずして一致している点に気づいた。それぞれが傘下商品を組み合わせ、多種の商品のアクセス数に繋げている。

 

 春節のインターネットお年玉は新たな春節の風習になるかもしれない。網経社電子商務研究センターの曹磊主任は広州日報の記者に対し、「インターネット会社は春節聯歓晩会お年玉という方法で豪快に網を張り、大量のアクセス数を獲得し、さらに各種の組み合わせを通してユーザーを自社のその他の商品に引き込み、顧客価値を獲得していき、最終的にアクセス数を増やす」と述べた。WeChatが発表した2019年大晦日から1月5日までの春節データ報告によると、この期間に8億2300万人がWeChatお年玉を受領・発送し、前年同期比7.12%増加した。

 

 ある市民は、「どのアプリを開いても、春節サービスや返礼イベントを行っている。お年玉の額は大きく魅力的に感じるが、お年玉の争奪は時間と体力を費やし、数億人の参加者で分けると金額は大きくない」と話す。

 

 網経社電子商務研究センターインターネット小売部主任・上級アナリストの莫岱青氏は、「インターネットお年玉は人と人をつなぐ道具、さらには社交の紐のような役割を果たし、固定客を維持し消費を促すだけでなく、新規ユーザー獲得能力も向上する。また、サイトはお年玉を主な消費シーンとし、ユーザーに十分なインタラクティブ空間を提供できる」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月17日


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