2月10日、中国の多くの地域で業務再開 やる気を持って勤務

2月10日、中国の多くの地域で業務再開 やる気を持って勤務。

タグ:業務再開

発信時間:2020-02-11 13:38:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

    2月10日朝7時30分、魯敏さんは職場に早めに着いた。「出社時間は9時だが、仕事再開の初日だから早めに来て清掃し、消毒して感染症を予防し、社員が仕事を再開できるようにしている」と話す魯敏さんは、浙江無極互聯科技有限公司の会長補佐をしている。オフィスは杭州銭江新城の栄安センターにある。

 

 2日前、無極互聯科技は杭州市企業業務再開申請サイトで申請し、審査を通過し、銭江新城で業務を再開する第1陣の企業になった。会社は春節前にすでに75%のアルコール、消毒液、マスク、非接触体温計などを用意し、魯敏さんは地域やビル管理の職員が検査できるように物資を受付に置いた。

 

 9時が近づくと社員が次々と到着し、魯敏さんはその日のマスクを1人2枚ずつ配り、全身を消毒し、体温を測定して個人の健康カードに記録した。「靴底にもスプレーすれば、もっと安全」と魯敏さんは話す。

 

 魯敏さんは、「会社はオンライン教育の技術サポートサービスを行っている。最近はオンライン学習ニーズが急増し、杭州にいて健康な従業員がまず出社した。彼らの多くが中心的な技術サポートと運営管理を行う社員で、不必要な外出と接触を減らすため、会社は釘釘考勤を採用し、多くの行政と感染症予防作業は自ら行なっている。その後に他の部署の健康な従業員が業務に戻る。そのほかに多くの社員がオンライン勤務し、データ観測やシステム管理などを24時間体制でフル稼働している」と述べた。

 

 毎日出退社時に社員の体温を測定し、オフィスを8回消毒する以外に、会社は社員に昼食を持ってくるよう通知し、電子レンジで温めて食べ、密集と接触を減らすよう促した。「業務を再開し、全員がやる気を持っている。一日中、オフィスでキーボードを叩く音を聞いていると、気合いが入る」と魯敏さん。

 

55インチテレビ、今日1回で1100台生産

 

 2月10日、海信黄島情報産業パークも業務再開の初日を迎えた。ロボットアームが液晶パネルを1枚ずつバックライトユニットに組み込み、作業員が手際よくスマートテレビ画面の点検と機能テストを行い、フォークリフトで倉庫に商品を運んでいる。3000人以上の作業員がスマートテレビの生産に勤しんでいる。

 

 ごく普通の生産風景に見えるが、海信視像科技股フェン有限公司の副総裁補佐で製造センター責任者の李煒さんは、「半月前には作業再開の準備に取り掛かっていた」と話す。

 

 李煒さんによると、平年と異なり、この十数日、彼とバックオフィスの従業員は生産に必要な材料を事前に準備し、医療用マスク、消毒液、75%の医療用アルコール、非接触体温計、硫黄石鹸、手洗い消毒液などの感染症予防物資を買い付けた。「十数日忙しくしていたのは、従業員が安全かつスムーズに作業を再開できるようにするため」と李煒さん。

 

 2月9日朝5時30分、50台以上の送迎バスが各地に出発し、同日夜23時50分、最後の従業員がパークに送り届けられた。2月10日早朝、3000人以上の従業員が時間通り生産ラインにつき、マスクをつけ、体温を測定し、手を消毒し、生産を再開した。作業が再開し、従業員のやる気は感染症流行の影響を受けていない。

 

 「みんながやる気を持って作業し、すぐに仕事モードに入った。今日、我々の計画達成率は100%に迫り、55インチテレビは1回で1100台前後生産する。今後1~2週間で、関連企業も作業を再開し、会社の生産状況は良くなる」と、李煒さんは今後の生産に自信を持っている。

 

海外企業に催促されている商品はすぐに納品できる

 

 浙江省台州市で、王海濤さんはようやく一息つくことができた。

 

 数日前、一部の海外企業から納品を催促されたが、感染症の流行により工場は人手不足で、作業を再開できず、浙江蘇泊爾股フェン有限公司玉環基地の生産副責任者の王海濤さんは途方に暮れていた。

 

 作業を再開したても、企業は人手不足。どうしたらよいか。

 

 「ここ数日、感染症を予防しながら作業再開を進めていた」。蘇泊爾(SUPOR)がある台州玉環市大麦嶼街道の党作業委員会書記の林杭さんによると、玉環市の業務再開政策に基づき、蘇泊爾はまず一部のコア管理者、技術者約380人を出社させることができる。その後、感染症予防状況をみて、普通従業員を戻し、人手不足を緩和できる。

 

 2月10日午前8時30分、工場の消毒作業を事前に行い、蘇泊爾の工場が作業を再開した。扉が開くと数百人の作業員が順に体温を測定して入り、マスクと手袋をつけた。作業員はマスクをつけたまま作業する。別の場所では完成した商品が出荷を待っている。正午、作業員は数回に分けて時間差で1人1テーブルで食事し、並ぶときも1メートルの距離をとっている。

 

 「面倒だが、必要なこと。20項目以上の予防措置を厳しく守る」と林杭さんは話す。

 

 蘇泊爾党総支書記の張俊法さんは記者に対し、「今日は作業再開の初日で、669人の従業員が戻った。主に玉環市内にいた人と春節末に玉環市を離れた出稼ぎ労働者。感染症の流行により従業員が完全に職場に戻れないため、持ち場を調整し、複数の生産ラインを統合し、現在は1日1万個を生産できる」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月11日


 

 

 

 張俊法さんは、「引き続き、毎日作業エリアと工場を全面的に消毒し、安全を維持する。また、マスクやアルコールなどの予防物資を十分に用意し、全従業員に配る。全員が中に入るとき、午前と午後に体温を測定し、なに1つおろそかにしてはならない。作業が再開し、やる気を持たなければいけないが、安全第一。感染地域または発熱、発症などの症状がある従業員を持ち場につかせないことを規定した」と話した。

 


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月11日

 

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