湖北省鄂州市の「西の扉」である葛店鎮は武漢の光谷とほぼ繋がっている。武漢・鄂州協同発展先行区である国家級の葛店経済技術開発区には一定規模以上の企業が238社ある。
この感染症撃退戦の中で、葛店経済技術開発区の感染症抑制と実施を維持する企業の従業員は休まず働き、機械を止めずに供給を保障している。これらの企業はどのようにして引き続き「糧秣」を提供するのか。記者は葛店を取材訪問した。
84消毒液と消毒アルコールを生産する海力環保科技股フェン有限公司の入り口には数台の輸送車の列ができている。「会社は人手不足で、自分で運転して高速道路の入り口まで商品を運んでいる」と、史鉄京会長は話す。
春節の連休中、生産再開の通知を受け、史鉄京氏は航空券をキャンセルし、その夜すぐに十数人の従業員に召集をかけた。1月25日、第1陣の15トンの商品を出荷した。次第に人手が増え、1日あたり生産量は90トン前後に達した。感染症予防を実行し、安全な生産を維持するため、海力環保の全従業員が工場に寝泊まりしている。「工場に入ったら外に出ない、外に出たら工場に入らない」を鉄則としているという。
防護物資が不足し、価格は上昇したかという疑問に対し、史鉄京氏は「この時期に価格をつり上げるなんて、話にならない」と首を振った。
続いて、記者は湖北エネルギー鄂州発電公司を訪れた。同社は1日3000万キロワット以上の電力を供給し、その責任は重い。人員と原材料を確保し、感染症を予防することは試練である。同社の党委員会書記の柯暁陽氏は、「党員は真っ先に勇敢に立ち向かい、青年ボランティアも立ち上がった。彼らは昼も夜も休まずに料理人や警備員などを兼務している。みんな大変だが不満をこぼさず、闘志を燃やしている」と話した。
柯暁陽氏は、「生産の第一線の安全だけでなく、全体も見る必要がある。周辺の5つの村が安全であってこそ、工場も安全と言える。会社は防護チームを結成し、周辺の村にマスクなどの物資を配り、衛生消毒殺菌を手伝っている」と述べた。
企業の正常な生産を維持するため、葛店経済開発区管理委員会は第一線でサービスを続けている。
取材時に柯暁陽氏の携帯電話が鳴り、工場の設備メンテナンスを請け負うエンジニアが宜昌にいるため来られないという内容だった。葛店経済開発区管理委員会の万興平副主任は、「自分に任せてほしい。企業に必要とされれば、パークはすぐに対応できるよう尽力する」と話した。
非常時、第一線で闘う医療関係者と同様、これらの「舞台裏の人たち」も都市のライフラインを守り、感染症撃退戦を支えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月13日