湖北省新型コロナウイルス関連肺炎流行予防抑制科学研究課題チームが16日に明かした情報によると、武漢市は新型肺炎から回復した20人の医療スタッフが提供した血漿を治療に用い、12人の重症患者が血漿注入治療を受けた。
武漢市江夏区中医医院と江夏区第一人民医院の新型肺炎に感染した20人の医療スタッフは、回復から10日後に血液を自主的に提供した。これらの血液は中国生物武漢生物制品研究所と中国科学院武漢ウイルス研究所で安全性検査や不活化などの処理を行い、臨床治療に使用できる血漿約3000mlを分取。
江夏区第一人民医院の9人の重症患者、別の病院の3人の重症患者が血漿注入治療を受けた。江夏区第一人民医院の専門家によると、患者は治療開始から12~24時間後に血中酸素飽和度が大幅に上昇し、主な炎症指標は大幅に低下し、リンパ球比は上昇し、重要指標は全面的に改善し、身体的兆候と症状も改善に向かっている。
江夏区第一人民医院の専門家は、「具体的な治療効果はまだ観察中で、治療プランの調整を続けている。新型肺炎患者は回復して10日後に身体機能が回復し、血漿を提供しても身体に影響しない」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月17日