日本と韓国で新型コロナウイルスの感染者が増加し続け、それぞれ773人と602人に達し、特に韓国での増加が目立っている。23日、韓国政府は新型コロナウイルス肺炎に対する警戒レベルを最も高い「深刻」に引き上げた。そのほか、イタリアやイランなどでも感染者が増えている。
韓国疾病管理本部の最新報告によると、現地時間23日9時から16時、韓国で新たに46人の感染が見つかり、1人が死亡した。韓国での感染者数は602人、死者は5人となった。
文在寅大統領は23日午後、伝染病専門家のアドバイスをもとに、政府は新型コロナウイルス肺炎に対する警戒レベルを最も高い「深刻」に引き上げ、予防対策を大幅に強化すると発表した。韓国教育部は23日午後、全国の幼稚園や小中学校などの学校の始業日を3月9日に1週間遅らせると発表した。
世界保健機関(WHO)の最新データによると、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での新型コロナウイルス感染者は634人になった。22日時点で、約300人の乗客と1000人の乗員が船内にまだ残っている。
日本の厚生労働省が22日晩に発表した同日の全国感染者統計によると、「ダイヤモンド・プリンセス号」を除く国内各地での新たな感染者は27人だった。うち1人は19日に「ダイヤモンド・プリンセス号」から帰宅した日本人だという。
NHKが23日午後に発表した最新データによると、47都道府県のうち16都道府県で新型コロナウイルス感染者が出た。「ダイヤモンド・プリンセス号」を含むと、国内の感染者は773人になる。加藤勝信厚生労働相は22日、日本が開発した新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の投与を始めたと発表した。
イタリアとイランも最新の感染状況報告で新たな死者が出たと発表した。イタリア市民保護局の曲調で新型コロナウイルス対応委員会専門家のボレッリ氏は22日、内閣会議後にメディアに対し、イタリアで79人が感染し、うち2人が死亡、1人が治療を終えて退院したと明かした。イタリアのコンテ首相によると、一連の予防新措置が同日に閣議決定し、イタリア北部の感染集中エリアを閉鎖し、イタリア国内外のスポーツおよび修学旅行などの行事を取りやめることが決まった。
イラン保健省は22日、国内で同日に10人の感染を確認し、うち1人が死亡したと報告した。イランでは19日に最初の感染者が見つかり、感染者は28人に増加し、うち5人が死亡した。
アラブ首長国連邦保健予防省は22日、イラン人観光客2人がアラブ首長国連邦で新型コロナウイルス感染と診断され、国内の感染者は13人に達し、いずれも外国籍だと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月24日