医療廃棄物が処理場に着くと、ウイルスの二次感染を防ぐためすぐに処理する。記者は処理場の中央制御室で、焼却処理設備が全自動化されているのを目にした。操作員が中央制御室で大画面を通してリアルタイム観察し、システムを使って関連のバロメータを調整して操作する。
モニターを見ると、焼却システムには計3本の流れ作業ラインがある。うち、各医療機関から回収した感染症に関する医療廃棄物の入ったケースはロボットが自動でつかみ、専用の処理ラインに運び、消毒後に1000度を超えるロータリーキルンに移し、第二焼却室で十分に燃やす。燃焼で発生したエネルギーは発電に使用され、排気ガスは基準値以下に浄化して放出される。
上海環境集団固廃処置公司の党総支書記の華青氏は、「会社の職場復帰率は90%を超え、多くの従業員が大晦日以降、家で一度も食事していない。感染症の抑制において、誰もが自分の持ち場で英雄になっている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月26日